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点滴灌水チューブの選び方と特製巻き取り器

点滴かん水

点滴灌水チューブ(以下、点滴チューブ)の普及は進んでいますが、誤った収納方法や点滴チューブの選び方により、寿命を縮めている場面がよくあります。

次の点は、非常に重要です!

1. 折りたたみや吊るす収納は最悪

1.1 折りたたみや吊るす収納では、点滴チューブに折り目が生じて、折り目箇所で裂けたり穴が開くリスクが高いです。

巻き取って収納すれば!点滴チューブに折り目(裂けや穴あき)が生じないため、寿命が延びます。


写真1 折りたたんだ状態での保管


写真2 吊るした状態での保管

1.2 寿命が短くなってコストが高くつく事例

例-1:ハウス面積2反で、点滴チューブ約2,000mを設置している圃場(トマト)

  • 巻き取り器使用前:2年毎に点滴チューブを買い替えていた。
     1,000m/巻で27,500円(税込)を2巻(2,000m分)=55,000円、2年毎に購入→4年間で110,000円
  • 巻き取り器を使用するようになってからは:4年毎の買い替えで済むようになった!
     1,000m/巻で27,500円(税込)を2巻(2,000m分)=55,000円、4年毎に購入→4年間で55,000円
    =55,000円の点滴チューブ代の削減!!

例-2:裂けや穴あきによる水漏れ箇所が少なければ、点滴チューブ用接続コネクターによる処置で対応できる場合もあります。

(PsEcoショップにて商品をご確認頂けます)
但し!裂けや穴あき箇所が多い場合は、接続コネクターのコストと接続作業の労力がかかるので、やはり点滴灌水チューブの買い替えが必要となります。


写真3 破れからの水漏れ


写真4 接続コネクター(例:TTC

2. 特製巻き取り器を導入する


写真5 特製巻き取り器(カートリッジ交換式)


写真6 カートリッジに巻き取った点滴チューブ

2.1 動画で分かりやすく説明しています。

箱の中から取り出す→組み立てる→点滴チューブの巻き取り作業(手作業)→カートリッジの交換方法
さらに!次作の準備のために、点滴チューブを再度設置する際のコツに至るまで。

  • 納品時、箱の中にはハンドルが逆向きに取り付けられています。
  • 点滴チューブがズレないよう、出来るだけしっかり(きつめに)巻き取って下さい。
    点滴チューブ内の水と空気を押し出しながら巻き取ります。
  • 巻き取りに偏りが生じないよう、左右にずらしながら巻くのがコツです。
  • 巻き取る際は、左右の円形ガイドを越えないようにして下さい。ガイドを越えると絡まります。
  • 巻き終えたら、点滴チューブがほどけないようにテープでとめて、しっかりとヒモで固定して下さい。
  • ヒモで固定したら、どのハウス・どの畝の分なのかメモを張り付けておくと便利です。
  • カートリッジ交換の際は、カートリッジの切れ込み部分と巻き取り器にある突起部分を合わせて固定して下さい。(カートリッジもPsEcoショップで購入頂けます)

動噴ホース巻き取り器などカートリッジ式でないものだと、巻き取り器が数台必要になってしまいます。この点滴チューブ用特製巻き取り器は、カートリッジ交換可能で安上り!1台で何mでも巻き取り可能!1つのカートリッジで巻き取れる長さの目安は、肉厚0.20mmの点滴チューブで400~450mです。


写真7 巻き取りの様子1 巻き始め


写真8 巻き取りの様子2 巻き取り最中


写真9 巻き取りの様子3 巻き終わり


写真10 巻き取りの様子4 カートリッジ交換

3. 点滴チューブの選び方と目詰り対策

点滴チューブは出来るだけ長く使用してコストを抑えたい!とお考えの皆様へ、見落としがちな注意点をまとめました。

3.1 点滴チューブには肉厚(強度)のタイプがある。

巻き取り収納を行うとしても、肉厚が厚くて丈夫な方が有利!点滴チューブを購入する際は、肉厚の選択にご注意を!
PsEcoショップでは、点滴チューブの肉厚,吐水口間隔,吐水量などの特長と選び方を分かりやすく説明しています。

例:T-TAPEスペシャル508-10, エコノTAPE508-10

3.2 点滴チューブの寿命には、目詰りも影響する!

「目詰まり」とは、点滴チューブの吐水口(水がポタポタと出てくる箇所)が詰まる現象のことですが、一言で「目詰まり」と言っても、原因と対策は以下の3点があります!
1.フィルターのメッシュサイズ(ゴミとり能力)や排水弁の設置など、2.点滴チューブ内での液肥の結晶化予防など、3.有機質液肥の使用可否など、詳しくは別ページの記事をご確認下さい。

  1. 点滴灌水チューブの目詰まり対策_物理的な目詰まり
  2. 点滴灌水チューブの目詰まり対策_化学的な目詰まり
  3. 点滴灌水チューブの目詰まり対策_有機質液肥の粘性による目詰まり

4.水源に要注意(砂やノロ)

巻き取り器による延命措置を行っても、上記3のやらなきゃならないコトを行っても、どうしても目詰りが生じてしまう場合→短期間での点滴チューブの買い替え対応が必要です。
PsEcoショップでは、安価で短期間の交換に向く点滴チューブもご紹介しています。

例:T-TAPEスペシャル506-10, T-TAPEスペシャル506-20

点滴かん水

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