点滴灌水チューブ(以下、点滴チューブ)の普及は進んでいますが、誤った収納方法や点滴チューブの選び方により、寿命を縮めている場面がよくあります。
次の点は、非常に重要です!
巻き取って収納すれば!点滴チューブに折り目(裂けや穴あき)が生じないため、寿命が延びます。
写真1 折りたたんだ状態での保管
写真2 吊るした状態での保管
例-1:ハウス面積2反で、点滴チューブ約2,000mを設置している圃場(トマト)
例-2:裂けや穴あきによる水漏れ箇所が少なければ、点滴チューブ用接続コネクターによる処置で対応できる場合もあります。
(PsEcoショップにて商品をご確認頂けます)
但し!裂けや穴あき箇所が多い場合は、接続コネクターのコストと接続作業の労力がかかるので、やはり点滴灌水チューブの買い替えが必要となります。
写真3 破れからの水漏れ
写真4 接続コネクター(例:TTC)
写真6 カートリッジに巻き取った点滴チューブ
箱の中から取り出す→組み立てる→点滴チューブの巻き取り作業(手作業)→カートリッジの交換方法
さらに!次作の準備のために、点滴チューブを再度設置する際のコツに至るまで。
動噴ホース巻き取り器などカートリッジ式でないものだと、巻き取り器が数台必要になってしまいます。この点滴チューブ用特製巻き取り器は、カートリッジ交換可能で安上り!1台で何mでも巻き取り可能!1つのカートリッジで巻き取れる長さの目安は、肉厚0.20mmの点滴チューブで400~450mです。
写真7 巻き取りの様子1 巻き始め
写真8 巻き取りの様子2 巻き取り最中
写真9 巻き取りの様子3 巻き終わり
写真10 巻き取りの様子4 カートリッジ交換
点滴チューブは出来るだけ長く使用してコストを抑えたい!とお考えの皆様へ、見落としがちな注意点をまとめました。
巻き取り収納を行うとしても、肉厚が厚くて丈夫な方が有利!点滴チューブを購入する際は、肉厚の選択にご注意を!
PsEcoショップでは、点滴チューブの肉厚,吐水口間隔,吐水量などの特長と選び方を分かりやすく説明しています。
例:T-TAPEスペシャル508-10, エコノTAPE508-10
「目詰まり」とは、点滴チューブの吐水口(水がポタポタと出てくる箇所)が詰まる現象のことですが、一言で「目詰まり」と言っても、原因と対策は以下の3点があります!
1.フィルターのメッシュサイズ(ゴミとり能力)や排水弁の設置など、2.点滴チューブ内での液肥の結晶化予防など、3.有機質液肥の使用可否など、詳しくは別ページの記事をご確認下さい。
巻き取り器による延命措置を行っても、上記3のやらなきゃならないコトを行っても、どうしても目詰りが生じてしまう場合→短期間での点滴チューブの買い替え対応が必要です。
PsEcoショップでは、安価で短期間の交換に向く点滴チューブもご紹介しています。
点滴チューブの寿命を伸ばすのはカートリッジ交換可能な巻き取り器!結局一番安上がりカンタンな回収作業。点滴チューブを再度設置する際も絡まりにくい。カートリッジを交換 すれば、巻取器1台で何mでも巻き取り可能!!
「土作り」から「あなたの夢」まで寄り添います。
PsEcoは、その夢を実現するため、常に農家の皆様一人ひとりと繋がっています。
現場の様々な情報と分析結果を活用し、必要なものを必要な量だけ。高品質で高収量、無駄なコスト削除。
バイオロジカルでエコロジカル、さらに持続可能な農地環境の創造をご提案いたします。
分析料金は、各分析(土壌・植物・水質)1検体あたり11,000円(税込)です(別途、検体の発送料が必要です)。