発売元:ナント種苗株式会社
耐病性
黄化葉巻、 半身萎凋、萎凋R1、萎凋R2、ToMV2a、斑点、葉かび、ネマトーダ
特性
・平均果重は15~20グラムの豊円形。果肉は硬めで店持ち良い。
・草勢は強い~やや強い。一般に高温作型で発生しやすい「芯どまり・めがね(異常主茎)」が起こりにくく、草勢の維持管理がしやすく、長期越冬作でも極めて栽培が容易。
・糖度7~8度に安定し、糖度・酸度ともにバランス良い。肉質食感がしっかりしており、店持ちに優れる。
・耐裂果性は非常に強く、肉質もしっかりしており、在圃性高く、収穫に追われにくい。
・ガク落ち・落果も少ない。果形も環境や草勢に左右されにくいので秀品性高く、省力的。
・やや晩生で1~2段目はシングル果房中心だが3段目よりダブル以上が増える。花数で収量を稼ぐというよりは、不良果の少なさや安定した肥大で収量が出る。
・果皮は濃赤色で色ツヤ良好。高温期にも濃赤に着色。ベースグリーン薄く、高温期に見られる肩口の着色不良が少ない。
・節間長は短く、誘引は省力的。
・夏秋・抑制作、促成・長期越冬作にも好適。
・黄化葉巻病イスラエル型・マイルド型、葉かび病・斑点病ともに耐病性。特にTY耐病性の強さは各産地にて定評がある。
栽培ポイント
・めがねや異常花房(カスミソウのような多花の花房)は極めて発生しにくいので、高温期の定植では草勢維持や根張り拡大を目的として、慣行よりやや若苗での定植も可能。
・裂果やスジ果の発生が少ないので、長期越冬栽培では草勢の維持を重視して「追い込み型」の管理を行う。
・冬季に葉色薄く、厚みのない徒長した草姿になると、加温設定を上げても果実肥大には繋がらない。果実肥大には昼夜温較差を付けて栄養成長と生殖成長(果実肥大)のバランスを取ることが重要。
徒長していると思われる時は夜温設定を0.5~1℃程度下げて様子を見る。ただし日中温度は下げないようにする。
・短節間・大葉で湿度のこもりやすい草姿となるので、灰色かび・疫病などの防除は定期的に。
・関東の抑制産地では、初期の肥効が強いと草勢過多(ツルボケ傾向)となり、ツヤ無し果が発生することがあるので注意。
ハウス促成長期・ハウス抑制・ハウス半促成・高冷地夏秋
ミニトマトTY耐病性の強度と生育の安定感。裂皮・ガク落ち・軟化ともに僅少で、玉揃い&形状も安定し、とにかくクズ玉が少ない!作業性が良い!そして、何より、コンスタントに高い収量性!
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