早生、多収、高品質の一代交配種
発売元:株式会社サカタのタネ
特性
1.早生、多収の交配品種。草勢強く生育のそろいよく、つくりやすい。
2.若茎は頭部の締まりよく形がまとまり、緑色が濃く鮮やか。収穫物はM~2L中心でそろいよく、上物率が高い。
3.連作障害に比較的強く、秋まで茎葉のもちがよく次年度の萌芽率も高い。
適応性
冷涼地の露地栽培のほか、一般地・暖地の雨よけハウス栽培や早期出荷をねらう伏せ込み栽培で特に能力を発揮します。
播種・育苗管理(一般地ハウス栽培)
2年目からの収穫をめざすには、2~3月にセルトレーを使い2~3粒ずつ播種します。培養土は「スーパーミックスA」などを使うとよいです。発芽適温は25~30℃で、発芽までに15~20日必要です。発芽のそろったところで必ず1本に間引きします。発芽後は地温20~25℃⇒15~20℃と生育に合わせて管理しポットへ移植します。灌水はポットの地表面が乾いたら、底まで水がしみる程度に行います。育苗中は肥料が切れないよう生育を見て追肥します。
定植準備(一般地ハウス栽培)
圃場は重粘土やれき質土を避けます。また水田では排水をよくして根圏の確保に努めます。定植後は改植まで土壌改良できないので、定植前に完熟堆肥の投入とpH調整、深耕など土づくりを行います。
施肥量は10aあたり成分量で窒素15kg、リン酸20kg、カリ15kgを目安とします。栽植本数は畝幅120~180cm、株間30~45cmの1条植えとし、抑草のためマルチを設置しておきます。
定植(一般地ハウス栽培)
苗が根鉢を巻いてから定植します。定植は霜の心配がない時期に行い、苗の表面が5cm程度隠れるように覆土します。
定植後の管理(一般地ハウス栽培)
株養成の良否が収量に大きく影響します。定植後、1カ月程度は株元中心に灌水し、活着を促進させます。その後はマルチ内に敷設した灌水チューブで灌水を行いますが、夏期(高温多日照時)には通路灌水も併用し、地下茎の拡大と新根の発生を促します。茎葉は晩秋黄変したら地際部で刈りとって圃場から持ち出し、残渣を残さないようにします。
2年目以降の管理(一般地ハウス栽培)
春、萌芽前に堆肥を投入します。元肥の他、土づくり資材として「バイテクバイオエース®」を投入します。
追肥は3~9月に1カ月毎(7回)に分けて行います。春芽の収穫は1日に収穫できる本数が急に減った、太い若茎が減り細いものが増えた、若茎の曲がりや穂先の開きが増えたなど、株がバテはじめた症状が出てきたら打ち切ります。収穫打ち切り後、間隔を10~15cmあけて畝1mあたり10~15本立茎します。整枝は草丈60cm以下の擬葉を摘除し、主茎は150cmを目安に摘芯します。茎が柔らかいうちに摘除すると病気にかかりやすいため、擬葉が完全に展開しきった晴天時に行います。一度に整枝すると株が弱っている場合、ショックで生育が止まる場合があるので注意が必要です。
病害虫防除(一般地ハウス栽培)
連作圃場では立枯病や株腐病に注意が必要で、発生の恐れがある圃場は避けるか土壌消毒を行います。定植後は茎枯病、斑点病の予防が大切で、擬葉が展開してきたら定期的に防除します。
※栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
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