発売元:株式会社サカタのタネ
特性
適応性
抑制栽培および促成栽培に最も適し、半促成栽培も可能です。
育苗管理
播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥等で追肥を行います。
定植準備
作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素12~15㎏、リン酸15~20㎏、カリ15~20㎏を標準とします。
定植・栽培管理
定植はがく割れ~第1花開花前ごろを基本とし、極端な若苗定植は避けるようにします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は4段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。
病害虫防除
青枯病や褐色根腐病などの土壌伝染性病害の発生が懸念される圃場では「アシスト」、「シャットアウト」、「バックアタック」、「フレンドシップ」などを用いて接木栽培を行います。また、CMV、TSWVに対する耐病性はなく、TYLCVに対しても保毒型耐病性なので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミ等の防除を徹底します。
栽培上の注意点
・草勢が中程度でスタミナのある品種ですが、着果性に優れ、低段から果実の肥大もよいので、早めに灌水を始め、着果負担に応じて定期的に追肥行うことで草勢の維持に努めます。
・6段開花前後の着果負担がかかってきたころ、天候によっては苦土欠が発生することがあるので、葉面散布等で補うようにします。着果数が多過ぎる場合は草勢に応じて適度に摘果を行います。
・灌水不足は尻腐れ果の発生を助長するので、天候に合わせて、少量多回数の水管理を行います。
・硬玉で日もち性のよい、赤熟収穫向き品種ですが、強日射や圃場の乾燥により同心裂皮が発生することがあるので注意します。
・葉先枯れが少ないため、灰色かび病に比較的強く、葉かび病抵抗性で農薬散布をかなり軽減できますが、疫病、すすかび病、うどんこ病等の防除を怠らないようにします。
※栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
「麗旬」は黄化葉巻病に耐病性品種ですが、環境条件によっては病徴が発症することもあります。
また、保毒型の耐病性であり、発病していなくても感染源になる可能性があるため、
引き続き媒介虫の防除が必要です。
大玉トマト品種特性表&栽培型と適応品種
品種による特性の違いや差が比較できます。品種選定にご活用ください。
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