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PsEco土壌分析

土壌分析

「前作と同じ肥料、同じ量を与えているが、なぜか今作は生育がいまいちだ。収量を上げるために窒素の施肥量を増やしたが、なぜか収量が減った。」
それは!「作物が要求している養分が土壌中に無い、もしくは吸収できない事情がある!」ということにつきます。

1. 土壌分析をしないと、偏った肥培管理に陥りがち!

  1. 作物を健全に育てるためには、作物が必要な養分を適切な量、与えることが重要です。しかし、土壌養分は目で見ることが出来ません。

  2. 地域や気候条件、これまでの施肥や栽培方法の違いにより、土壌の性質は畑によって異なります。

  3. 同じ土壌でも状況は作期ごとに変わる、つまり!土壌の変化を分析(データ化)して追跡しなければいけません!

    →「お客様の土壌」を分析して、「お客様の土壌」に合った肥培管理をすることが必要です。

採取方法については、別記事のPsEco土壌分析の検体採取方法_手順をご確認下さい。

2. 微量要素や養分(塩基)バランスまで確実に分析、適正な肥培管理をご提案!

少ない分析項目では、問題点(因果関係)を把握できません。

2.1 PsEco土壌分析結果で、問題点が明らかになった事例


栃木県 イチゴ農家(土耕栽培):ビニールハウス約2反、十数年イチゴを栽培(連作)。2019年に土壌分析を実施(下図1)

  1. 微量要素不足 :硫黄、その他の微量要素量そのものが不足していた。
  2. 微量要素の吸収阻害 :pHが適正より僅かに高い事と、過剰なリン酸による吸収阻害。
  3. 養分(塩基)バランスの乱れ :カルシウム量が高いため、カリの吸収を阻害していた。

本人曰く、「大量の苦土石灰と豚糞堆肥を、基肥として長年施肥してきた。そして、不足している微量要素の必要性は一度も考えたことはなかった。」

つまり!ここまでのきめの細かい土壌分析とその対応策がなければ、過剰なカルシウム圃場に、更にカルシウムが施肥されていました。そして、微量要素欠乏症のリスクが高い作期を迎えるところでした。

2.2 PsEco土壌分析結果を踏まえた最適な施肥案

  1. 不足していた微量要素を補う資材と施肥量の提案
  2. カルシウム過剰を防ぐため、慣行的に実施していた苦土石灰の散布量を減らした。→しかし、その結果としてpHが下がることが予想される。
  3. 苦土石灰の散布量を減らす→pHの低下を推測→リン酸肥料の追加が必要と判断

PsEco土壌分析では、土壌pH値に応じた形で「2種類のリン酸(分析項目として)」を測定

2019年の土壌分析結果では
・高pH域で効きやすいBicarbリン酸は、高かった。
・低pH域で効きやすいBSESリン酸は、低かった。

→このことから、あえてリン酸の追加を提案した訳です。

翌2020年の土壌分析結果では(下図2)
・予想通り、土壌pHが低下し適正域に!→微量要素の吸収阻害の解消
・土壌中のカルシウム量の減少による、養分(塩基)バランスの改善!→カリの吸収阻害の解消

2019-20年 イチゴ栽培の結果は!
本人曰く「2019年作期中には、微量要素欠乏症は見られなかった。収穫量は前年に比較して若干増え、イチゴの品質は大幅に良くなった。特に、果実の肥大と果形の改善(肩のハリ)が顕著に良くなった!」「2020年も土壌分析を実施しており引き続き良質なイチゴが生産できている、収量もかなり増えた。」と報告がありました。


図1 PsEco土壌分析結果2019年(基肥設計用、分析値のみ表示)


図2 PsEco土壌分析結果2020年(基肥設計用、分析値のみ表示)

3. PsEco土壌分析と肥培管理サービス内容(概要)

3.1 リアルな営農指導を、いつでもどこでもスマホで携帯!

土壌分析データと栽培情報をもとに、お客様の土壌に適した肥料や資材を最適な投入量、投入頻度、タイミングをコメントと共に、スマートフォンやパソコン等で、必要な時に、いつでもどこでも入手できます。

3.2 オンラインショップ!(優良な肥料や資材を幅広く品揃えしております)

土壌分析結果でご提案した肥料や資材は、PsEcoのECサイトからスマートフォンやパソコン等でご購入をいただけます。

3.3 利益の最大化(高収量×高品質)、バイオロジカル&エコロジカルな農業!

PsEcoの提案資材は、土壌養分の調整はもちろん、土壌微生物をも考慮したものです。収量や品質向上、団粒構造の改善には肥料だけでなく、土壌微生物の働きが必須です。偏った肥培管理は、土壌微生物の働きに悪影響!

3.4 土壌の状態、問題点をデータで見える化!

PsEco土壌分析は、土壌の状態を数値とグラフで示します。分析項目には、5大要素(窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム)に加え、硫黄や微量要素(亜鉛、銅、マンガン、鉄、ホウ素)まで確実に分析し、pH、EC、土壌養分(塩基)バランス、CECと合わせて診断します。さらには、堆肥や潅水に含まれる塩素やナトリウム(要水質分析)も考慮されます。

3.5 PsEco土壌分析は、14日程度(土日を除く)と短期間で結果をご提示!

分析センターへ検体が届いてから、14日程度(土日を除く)で、分析結果と処方箋を受け取れます。
露地栽培やハウス栽培、養液栽培などの栽培環境にも対応!
PsEco土壌分析は、基肥設計、追肥設計、固形や液体肥料、微生物資材など、そしてあらゆる作物種、現場の状況に対応します。

3.6 土壌の状態の変化を追跡・データ化します。

PsEco土壌分析は、定期的な土壌分析を前提にしたご提案となります。作物の生育時期(定植期、収穫期など)や気候条件(季節など)が変わると、当然ながら土壌に求められる肥料養分も異なります。定植後から出来れば2−3か月に1回、少なくとも作期2−3回の土壌分析を実施して下さい。例)1回目:基肥設計、2回目:追肥設計(1回目)、3回目:追肥設計(2回目)

3.7 PsEcoの土壌分析は、とってもやさしい「4方ヨシ」!

  • 作物生育にやさしい :最適な肥料バランス→健全な土壌と生育→高収量と高品質

  • お財布にやさしい :ムダな肥料農薬の使用が減り、コスト削減

  • 環境にやさしい :適正な肥料投入による、環境負荷の低減

  • 生態系にやさしい :土壌微生物の多様性、活動を促進

4. PsEcoの分析サービスは、土壌分析×植物分析×水質分析

  • 植物分析:土壌の状態(化学性、物理性、生物性)が完璧であっても気候変化や栽培管理によって最適に植物が栄養吸収できないことがほとんどです。だから必要なのです。

  • 水質分析:灌水や肥料/薬剤散布に使用している水の状態を分析し、その養分を肥料成分として有効活用し、さらに補正資材を加えることによって農薬の効き目を最大化します。

最適な肥培管理を行うためには、土壌分析と併せて「植物分析」「水質分析」の実施による、お客様の栽培環境の「見える化(データ管理)」がより一層重要です!

土壌分析

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土壌・植物・水質分析について

「土作り」から「あなたの夢」まで寄り添います。
PsEcoは、その夢を実現するため、常に農家の皆様一人ひとりと繋がっています。

現場の様々な情報と分析結果を活用し、必要なものを必要な量だけ。高品質で高収量、無駄なコスト削除。
バイオロジカルでエコロジカル、さらに持続可能な農地環境の創造をご提案いたします。
分析料金は、各分析(土壌・植物・水質)1検体あたり11,000円(税込)です(別途、検体の発送料が必要です)。

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