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PsEco植物分析

植物分析

1. PsEco植物分析は、「作物の体の中」を見える化し、生育を「予察」します。

1.1 植物は成長段階ごとに、必要とする元素の量と割合が違う!

人間の女性が、赤ちゃん→幼少期、少女→成人→妊娠、出産→壮年期において、要求される栄養の種類や量が異なるのと同じ。

1.2 植物は土壌中に存在する養分を、全てうまく吸収できるわけではない!

*土壌分析データをもとに不足している成分を補っても、土壌中から取り出すことが出来ない過剰な成分が、拮抗作用を引き起こす。
・例:土壌中のカリ過剰→カルシウムとホウソの吸収を阻害→アスパラガスでは空洞茎や扁平、曲がりが多発!

*植物の肥料の吸収は、天候の影響を大きく受ける。
・例:長雨や低温時、マグネシウムは吸収されにくい→イチゴやトマトの葉のまだら→果実の肥大不良、食味低下!

1.3 データの積み重ねが必要!

土壌分析(不足成分の補給)→植物分析(植物の養分状態の把握)データに基づく予察と処方箋→ポイント!繰り返し植物分析を行い、施肥効果の確認と処方箋の再調整が必要。

人間の経験と勘では予察不能!生育不良が現れた時には手遅れ。土壌分析×植物分析のデータにより、生育予察が可能になる!

2. 生育不良=肥え切れ、と思いがち!→多肥になる

2.1 植物体内で何が不足しているのか?分析しないと分からない!

  • 生育不良の原因は、3大要素(チッソ・リン酸・カリ)の不足、特にチッソの不足と多くの人が思いがち。

  • 植物体内で何の成分が不足しているのか分析しないで多肥になると、生育不良が改善されないだけではなく、余計な肥料代を使い、土壌の肥料バランスを崩し、土壌微生物の働きを低下させる。自ら、こうした事態を招くことになる。

2.2 肥料成分は相互に関連、補完性や拮抗作用がある!

  • 3大要素(チッソ・リン酸・カリ)はもちろん、カルシウム・マグネシウムおよび微量要素、全ての肥料は相互に関わり合っている。

  • 肥料効果には肥料どうしの関わり合いに加え、目に見えない土壌微生物の働きが不可欠!

複雑な肥料どうしの関連性と微生物資材をうまく組み合わせて、データに基づく処方箋を提案します!

2.3 フルーツトマトで「反当り収量なんと9tを達成した!」事例


関東地方フルーツトマト農家:有機培地での養液栽培、大玉トマトで越冬栽培

10数年前フルーツトマト作りに挑戦したが…
初年度、一般的なトマト用肥培管理メニューでマニュアル通りに栽培した所、気温と日射量が上昇したゴールデンウイーク以降、尻腐れ果と芯腐れ果が激発!自分なりにカルシウムの施用量を増やして対処してみたが、尻腐れ果と芯腐れ果は減らず収量は6tの結果に。

本人談
「カルシウム肥料の使用量が足りなかった?原因が分からなかった!」

→栽培2年目から土壌(培地)分析×植物分析を導入

PsEcoの土壌分析では、培地の分析も行える!定植前、9月定植以降3ヶ月毎に培地を分析しながら、隔週間隔で植物分析を実施。→施肥効果の確認

本人談
「与えた肥料が少ないのか?と考えた事はあったが、肥料どうしが作用・反発して、吸われにくい状態になるとは思わなかった。」
「症状が改善されないからといって、さらに肥料の使用量を増やす事が、症状を悪化させているとは思わなかった。」
「天気が変わる時、作物が肥料を吸収出来ていない時、作物の生育段階に応じた追肥と葉面散布メニューを自分で判断して調整する事は難しい、いや不可能だと思う。」

  • 糖度と収量は反比例
    • 糖度の追求→尻腐れ果・芯腐れ果の多発=収量減
    • 尻腐れ果・芯腐れ果の軽減、収量の追求→糖度の低下
      つまり!糖度+果実サイズ+収量(尻腐れ果・芯腐れ果の軽減)は至難の業

本人談
「土壌分析による培地の肥料成分データ、植物分析による栄養状態データに基づく、追肥と葉面散布メニューのおかげで、まずは課題(尻腐れ果・芯腐れ果の激減)を克服でき、次に果実の肥大も年々良くなり、近年は安定して糖度8.5以上(フルーツトマト)で反当り収量約9tです。夢だと思っていた目標10tが見えてきました!」

フルーツトマトの栽培環境と季節毎の問題点!

  • 尻腐れ果・芯腐れ果の軽減には、カルシウムの吸収を促進する事が必要だが…
    フルーツトマト栽培は低水分+高EC管理のため、カルシウムが吸収されにくい条件であり、さらに4月以降はハウス内の温度上昇と湿度低下により、ますますカルシウムが吸収されにくい。

  • 越冬栽培であるため、低温+日照不足条件下でも光合成を促進し、葉のマダラ対策と食味改善のため、マグネシウムの使用量を増やすと、カルシウムやカリの吸収が抑制される。

  • 植物分析で判明した問題点!

  1. カルシウムの効果を高める、ホウソも不足していた!(図1)
  2. カリの吸収不足により、果実の肥大低下が予測された!(図1)

    処方
  • カルシウムとあわせて、ホウソの追肥と葉面散布。

  • マグネシウムを減量し、カルシウムとカリを増量。

  • 処方箋とともに、培地水分や培地pHの管理についてもコメントで注意。

    図2:カリ・カルシウム・ホウソが改善され、尻腐れ果・芯腐れ果や果実の小玉化を回避


図1 PsEco植物分析結果(2021年3月31日)


図2 PsEco植物分析結果(2021年4月14日)

3.PsEco植物分析と肥培管理サービス内容(概要)

3.1 リアルな営農指導を、いつでもどこでもスマホで携帯!

植物分析データと栽培情報をもとに、生育時期に適した肥料や資材を最適な投入量、投入頻度、時期をコメントと共に、スマートフォンやパソコン等で、必要な時に、いつでもどこでも入手できます。

3.2 オンラインショップ!(優良な肥料や資材を幅広く品揃えしております)

植物分析結果でご提案した肥料や資材は、PsEcoのECサイトからスマートフォンやパソコン等でご購入をいただけます。

3.3 利益の最大化(高収量×高品質)、バイオロジカル&エコロジカルな農業!

PsEcoの提案資材は、作物が必要とする養分の調整はもちろん、土壌微生物をも考慮したものです。収量や品質向上には肥料だけでなく、土壌微生物の働きが必須です。偏った肥培管理は、土壌微生物の働きにも悪影響!

3.4 作物の状態、問題点をデータで見える化!

PsEco植物分析は、植物体内の養分量を5段階評価とグラフで示します。
分析項目には、5大要素(チッソ、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム)に加え、硫黄と微量要素(亜鉛、銅、マンガン、鉄、ホウソ)まで、確実に分析します。但し、土壌分析結果とは異なり、植物分析結果はあくまで相対的なものなので、具体的な数値化は提示致しません。

3.5 PsEco植物分析は、5日程度(土日を除く)と短期間で結果をご提示!

分析センターへ検体が届いてから、5日程度(土日を除く)で、分析結果と処方箋を受け取れます。作物が養分を吸収出来ていない状態は、早急に改善する必要があります。

3.6 露地栽培やハウス栽培、養液栽培などの栽培環境にも対応!

PsEco植物分析は、主に適切な追肥設計に使われます。ご提案資材は、固形や液体肥料、葉面散布剤、微生物資材、農薬との混用可能な資材など現場のあらゆる状況に対応します。

3.7 重要!定期的な植物分析を前提にしたご提案となります!

  • 作物の生育ステージ(収穫前、収穫期中など)や気候条件(季節など)が変わると、当然ながら作物が吸収する養分量も異なります。

  • 2~4週間に1回の植物分析を実施して下さい。

    • 例:トマト栽培
      定植前の基肥設計の土壌分析を実施 → 定植後3-4段開花時に追肥設計用の1回目の樹液分析を実施 → その後、摘芯時まで毎月1回植物分析を実施します(摘芯時が、最後の植物分析となります)。

4. PsEcoの植物分析は、とってもやさしい「4方ヨシ」!

  • 作物生育にやさしい :最適な肥料バランス→健全な生育→高収量と高品質

  • お財布にやさしい :ムダな肥料農薬の使用が減り、コスト削減

  • 環境にやさしい :適正な肥料投入による、環境負荷の低減

  • 生態系にやさしい :土壌微生物の多様性、活動を促進

5. PsEcoの分析サービスは、土壌分析×植物分析×水質分析

  • 土壌分析:生育期間中、作物が肥料をうまく吸収できなかったり、気候変化に対応できないのは、土壌の状態(化学性、物理性、生物性)が崩れているためであることがほとんどです。だから必要なのです。

  • 水質分析:潅水や肥料/薬剤散布に使用している水の状態を分析し、その養分を肥料成分として有効活用し、さらに補正資材を加えることによって農薬の効き目を最大化します。

最適な肥培管理を行うためには、植物分析と併せて「土壌分析」「水質分析」の実施による、お客様の栽培環境の「見える化(データ管理)」がより一層重要です!

植物分析

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土壌・植物・水質分析について

「土作り」から「あなたの夢」まで寄り添います。
PsEcoは、その夢を実現するため、常に農家の皆様一人ひとりと繋がっています。

現場の様々な情報と分析結果を活用し、必要なものを必要な量だけ。高品質で高収量、無駄なコスト削除。
バイオロジカルでエコロジカル、さらに持続可能な農地環境の創造をご提案いたします。
分析料金は、各分析(土壌・植物・水質)1検体あたり11,000円(税込)です(別途、検体の発送料が必要です)。

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