発売元:株式会社サカタのタネ
特性
適応性
夏秋栽培に最も適し、促成栽培も可能です。
育苗管理
播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは液肥などで追肥を行います。
定植準備
作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10a当たり成分量で窒素15~20㎏、リン酸20~25㎏、カリ15~20㎏を標準とします。
定植・栽培管理
定植は第1花開花前を基本とし、若苗定植が向いています。灌水は1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。
栽培上の注意点
・ 草勢が初期ややおとなしく、着果性がよいので、若苗定植や早めの灌水、追肥による草勢の維持がポイントになります。
・ 温度管理は最低夜温10~11℃でよいですが、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保します。従来の品種と比較して花粉の稔性はよいです。
・ 裂果に強く、果肉が厚く、日もち性がよいので、完熟収穫を心がけます。
・ 抑制栽培などの高温期の栽培では、花数が多くなり小玉傾向となることがありますので、花数を制限します。
・ 節間はやや伸びるので、長段栽培では斜め誘引が望ましいです。
・ 越冬長段栽培では草勢の維持が難しいため、適芯を行い、樹を休ませるようにします。
※栽培方法・時期は目安です。適温でのタネまき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。
中玉・ミニトマト品種特性表
品種による特性の違いや差が比較できます。品種選定にご活用ください。
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