発売元:株式会社サカタのタネ
特性
1.褐色根腐病(K.コルキールート)に耐病性を有し、根腐萎凋病(J-3)、萎凋病(F:R-1、2)、ToMV(Tm-2、2a型)、半身萎凋病(V)に抵抗性で、青枯病(B)に耐病性、ネマトーダ(N)に耐虫性の台木用トマトです。
2.種子はやや大きく、発芽ぞろいよく、特に初期生育が早く茎も太いので接木操作が容易です。
3.草勢は強く、スタミナがあります。スジ腐れ果や空洞果の発生、食味などの品質低下が少ないです。
栽培のポイント
・プライミング処理種子は未処理種子より約1日早く発芽するので注意が必要です。スーパーウィズで接木する場合は穂木を1~2日早くまきます。
・吸肥力が旺盛なので、元肥は自根栽培に比べ2~3割減らします
穂木品種の選定
穂木は必ずToMV抵抗性因子Tm-2またはTm-2aを含んだ品種を使用します(当社のToMV抵抗性品種はすべて使用可能)。TMV罹病(りびょう)性品種またはTm-1因子のみの抵抗性品種を接木した場合、穂木がToMVに感染すると台木が枯死することがあります。
台木品種の選定
発生している病気を確認のうえ、適した台木を使用します。「マグネット」は萎凋病レース3には抵抗性がないので、それらが問題となる圃場では台木トマト「ブロック」を使用します。発生している病気を確認のうえ、適切な台木を使用します。(※表参照)。
接木方法
○スーパーウィズを使用する場合
スーパーウィズで接木する場合は穂木を1~2日(ミニトマトの場合は3日)早くまきます。
○ 呼び接ぎの場合
台木は穂木と同時か、一日早まき(ミニトマトの場合は穂木を3日早まき)して茎の太さをそろえ、生長点が同一の高さになるように鉢に共植えします。穂木と台木の草姿が類似しているので、共植えのとき、台木を鉢の中央に移植し、穂木を端に移植します。
台木トマト特性一覧表
品種による特性の違いや差が比較できます。品種選定にご活用ください。
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