食味良好、18g前後で多収( 越冬長期・抑制・夏秋)
発売元:トキタ種苗株式会社
・花房は初期シングルが、3~4段以降はダブル中心、無駄花が少ない。
・他品種が8段目収穫の頃、ピュアは9~10段目の収穫に入り、1~2段収穫が多い。
・1花房あたり20~35果、光沢のある赤虹色の果実、果重18g前後と大きめに良く揃う。
・糖度8度に安定し裂果が極少なく高品質。
・高温着果性も良く、生育後期までスタミナがある。草勢強く、節間長は中位。
・越冬栽培で通常より低めの温度で管理しても着果良好、省エネ栽培に適する。
・葉かび病、モザイク病(ToMV (Tm-2a)と萎凋病レース1、斑点病に耐病性。ネコブセンチュウ類に耐虫性。
通年栽培
・元肥窒素は少なくする。チッソ過多が原因で、着色不良・軟化玉・着花不良(花数減)、異常茎などがおこる。
・若苗(72穴プラグ苗)定植。株間40~45cm。
・早めの追肥、水管理。生育が早いので、早めに追肥、潅水し果形を保つ。
・完熟収穫する。早どりでは酸味が強い。割れにくいので従来品種より完熟させて収穫する。(1日待って収穫する)
・台木は太根品種を避け、キャディ1号がバランス良く、高温期低温期とも良好。着果時の根元の茎は、親指くらいの太さが目安。
越冬長期栽培のポイント
やや低めの温度管理&適期の摘葉・草勢管理
・追肥灌水 従来より30%減。追肥開始は、3段開花時。茎が太ったころに与える。追肥の遅れは後段で肥料切れを起こす。10a当たりN:2~3kg。
・摘葉処理 3段開花頃から摘葉し、栄養成長から生殖生長に切り替える。
・温度管理 越冬長期は、従来品種より1℃低めが可能(最低夜温9~10℃)、日中温度2~3℃低め(午前25℃、午後20℃)天窓は13℃くらいで閉じる。夜温が高いと徒長し、花芽が少なくなる。
・湿度管理 乾燥すると、うどんこ病がでやすいくなる。冬季も適度な湿度を保つ。
・草勢が弱い場合 側枝取りをやや遅め花房直下の側枝を10cm伸ばし、葉を2枚残して摘芯し、葉面積を確保して回復を待つ。場合によっては夜温を上げて徒長気味にする。薄い液肥を与える。
・草勢が強い場合 間引き摘葉をし花房に光線を当てることで、花数増加と品質向上を図る。
夏秋栽培のポイント
・初期の保温・後期の灌水、適期中期の追肥・高温対策に留意する。
・芯止め後も灌水継続する。初期から茎が細く花数少ない場合、原因として定植後から現在まで土壌灌水が不足。まずしっかりした樹作りが必要。
・収穫花房下段の下葉かきを行う。
・ピュアは、大葉のため、果実の日よけ効果が期待できる。風通しを考えて適宜除く。
越冬長期・促成及び半促成・無加温及びよけ・抑制(ハウス)
「土作り」から「あなたの夢」まで寄り添います。
PsEcoは、その夢を実現するため、常に農家の皆様一人ひとりと繋がっています。
現場の様々な情報と分析結果を活用し、必要なものを必要な量だけ。高品質で高収量、無駄なコスト削除。
バイオロジカルでエコロジカル、さらに持続可能な農地環境の創造をご提案いたします。
分析料金は、各分析(土壌・植物・水質)1検体あたり11,000円(税込)です(別途、検体の発送料が必要です)。