三菌無双

特長・成分

・発売元：サナテックシード株式会社

＊納豆菌：カビを抑制し、土壌中の有機物の分解を促します。
＊乳酸菌：有機酸をつくり、ミネラルを吸収しやくします。
＊酵母菌：アルコールを産出することで他の菌を抑制し、炭酸ガスを発生させることで土の団粒化を促進します。
→ 3つの菌の相乗作用で植物の生育を促進する。

ワンポイント
・微生物の増殖活性化のためにはエサ（例：PSパワーアミノ２号、PSアクティベーター）も必要です。

菌の説明

＊納豆菌
・菌の名称のとおり、食品加工では主に納豆製造に用いられる菌です。
・バチルス菌（＝枯草菌（こそうきん））の一種。
・納豆にみられるネバネバの成分は、ペプチドといい、ポリグルタミン酸というアミノ酸や、フラクタンという多糖類などがつながってできた物質です。
・繁殖力がとても強く、高温や乾燥などの悪条件下でも胞子で生き延びることができます。
・乳酸菌や酵母菌などの有用微生物とは共存でき相性も良いが、カビなどの悪玉菌などには抗菌作用をもっています。

＊乳酸菌
・食品加工では、ヨーグルトや漬物、各種乳酸菌飲料などをつくるために用いられる嫌気性の菌で、乳酸をつくる働きをもっています。
・乳酸は有機酸の一種で静菌作用をもっています。
・有機酸は土壌中のミネラル分をキレート化して作物に吸収しやすい状態にします。
・ブドウ糖などの糖分を分解し乳酸をつくるが、でん粉やタンパク質を分解する力はあまりありません。

＊酵母菌
・食品加工では、パンやビール、ワインなどの酒づくりなどに用いられる菌です。
・ブドウ糖などの糖分を分解してアルコールにつくったり、タンパク質を分解してアミノ酸をつくったりします。
・また、タンパク質を分解するときに、サイトカイニンと呼ばれる植物ホルモン物質に似た物質をつくっているとも言われてます。

使用方法

＊葉面散布の場合：1,000倍/1～2週間毎
＊かん水チューブの場合：500cc/10a/1～2週間毎（点滴灌水チューブが理想的です。)

注意事項

・製品中に沈殿物が浮遊することがあります。これは有効微生物の集合体ですので、よく振ってお使い下さい。まれに変色することがありますが、品質には問題ありません。
・「石灰硫黄合剤」と混合すると、有毒ガスが発生する恐れがあり、危険ですから混用は、行わないで下さい。
・日中高温時や多湿時には散布しないで下さい。
・薬害が発生しやすい農薬や資材との混用は避けて下さい。
・複数の肥料や葉面散布剤を混用散布する際は、事前に試験散布を実施し、薬害が発生しないことを確認して下さい。
・子供の手の届かない安全な場所で保管して下さい。
・施用時に目や口に入らないように注意して下さい。
・使用後はふたを閉めて、直射日光を避け、納屋などの涼しい所で保管して下さい。但し、時々キャップを緩めて空気を入れてください。