生育の最適温度は25℃ 最低10℃ 最高30度です。
遅霜対策
①事前対策
保温対策が基本ですが、軟弱徒長させないことも重要です。換気を行うと同時に葉面散布が効果的です。
②事後対策
霜害からのいち早い回復に、発根促進と栄養分補給のための葉面散布が有効!
写真1 トンネル(裾上げ換気)
写真2 トンネル(穴開きタイプ)
写真3 霜害
写真4 間引き
本葉6~7葉期には幼穂が形成されますのでその前の本葉4~5葉期と実の肥大が始まる前の出穂期の追肥が重要になります。
一般的な追肥量は以下の通りですが、土壌中の肥料の多寡はもちろんのこと、その年の天候によっても肥料の吸収は大きく変化しますので、植物分析に基づく肥培管理が鍵です。
PsEco植物分析では、スイートコーンが必要とするチッソ・リンサン・カリ・カルシウム・マグネシウムから微量要素に至るまで適正に吸収できているか分析し、また、吸収できていなければその原因を解明して最適な追肥・葉面散布のメニューを提案します。
追肥の標準施肥量(反当り)
追肥:チッソ3~5kg、カリ3~5kg
追肥は畝間または肩部に散布
低温・高温・強風・日照不足・土壌の過湿や乾燥など、スイートコーンは様々なストレスを受けます。そのため、追肥だけでなく、発根を促進する資材や光合成を促進するための資材の葉面散布が高収量・高品質のカギになります。
葉面散布は即効で効果を発揮しますが、追肥のように長期にわたる効果は期待できませんので、週1回の頻度で継続することが理想です。
写真5 出穂期(2回目の追肥適期)
ワンポイントアドバイス
水分の吸収を改善するためには、根張り改善のための葉面散布がポイント!
海藻エキスによる、発根と光合成の促進(例)PSマリンパワー
オニオンリーフとは
オニオンリーフとは、トウモロコシの生理障害の1つで高温と乾燥により発生します。
写真6の通り、水分の蒸散を抑えるために葉が筒状に巻いた状態になり、手で葉を剥いてやらなければ、葉が展開できなくなります。
写真6 オニオンリーフ
写真9 収獲適期前後の実の写真
早期予防・早期防除で多発・まん延させない事が重要です。後手にまわってしまい、多発・まん延してからでは防除は困難です。さらに!薬剤抵抗性にも注意したローテーション散布が重要です。
紋枯病
<症状や発生要因>
<対策>
アワノメイガ・ヨトウムシ・オオタバコガの防除は雄穂抽出期からのローテーション散布がカギ!
害虫の多くは雑草に寄生します。ほ場内はもとより、周辺も除草しましょう。
アブラムシ
<症状や発生要因>
<対策>
1.発生初期に防除を開始することが重要
2. RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)コルト顆粒水和剤(RACコードI:9B)→ウララDF(RACコードI:29)→ダントツ水溶剤(RACコードI:4A)
アワノメイガ
<症状や発生要因>
<対策>
ヨトウムシ
<症状や発生要因>
<対策>
オオタバコガ
<症状や発生要因>
<対策>
1.幼虫をみつけたら捕獲する
2. RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)アニキ乳剤(RACコードⅠ:6)→ベネビアOD(RACコードⅠ:28)→カスケード乳剤(RACコードI:15)
カメムシ
<症状や発生要因>
<対策>
1.成虫をみつけたら捕獲する
2. RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)アルバリン顆粒水溶剤(RACコードⅠ:4A)→スミチオン乳剤(RACコードI:1B)
3. 周辺の雑草に寄生するため除草する(意外と怠りがち)
写真12 カメムシによる食害
農薬の使用については、各都道府県(病虫害防除所)の指導をご確認下さい。
上記の使用例では、未成熟トウモロコシ(スイートコーン)に登録された農薬を記載しています。ヤングコーンには使用できない農薬もありますのでご注意下さい。
"スイートコーン_栽培管理_播種から収穫まで" については以上です。
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PsEcoは、その夢を実現するため、常に農家の皆様一人ひとりと繋がっています。
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