夏秋トマト(雨除けトマト)の場合、温度・湿度・日射量・炭酸ガスなど環境の制御には限界があるため、樹勢低下・花落ち・裂果・艶無し果などの課題に対して、追肥や葉面散布による対応が重要になります。本記事では夏秋トマトの定植から収穫開始までの栽培管理、特に肥培管理のポイントと注意点 を分かりやすくご紹介します。優良農家の方でも、見落としていることがあるかもしれません。収量を伸ばしたい方必見です。
1. 活着までの栽培管理
定植後の1日も早い活着 が、初期の根張りやその後の生育に大きく影響を及ぼします。活着を促進する勝負の分かれ目を要チェック!
1.1 活着までの手灌水
- 定植時に、根鉢(育苗培土)と圃場の土に隙間を生じさせないよう、株元へ根締め水を行って下さい。その後も完全に活着するまで、手灌水を継続して下さい。
- 但し、夏秋トマトの作型では、過剰な土壌水分で活着したトマトは樹勢過多になりやすいので要注意。灌水チューブに頼らず、手灌水を行うことがポイント!
1.2 液肥散布で活着促進
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手灌水の際、発根促進+微生物性改善のための液肥散布が重要です。定植時に1回目、その数日後に2回目、合計2回の液肥散布で活着を促進しましょう。
なお、微生物資材は、使用を開始する時期が重要です。微生物が根の張りを助けるためには、出来るだけ早い生育段階で微生物と根の関係を築く必要があります。
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海藻エキスによる、発根+光合成の促進(例)PSマリンパワー
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酵素資材による、発根促進+免疫力強化(例)アーキア酵素むげん
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微生物資材による、免疫力強化+根の養水分吸収の手助け(例)PSバイオギフトLIQ、PSコレイーネ
写真 定植直後の株元灌水
1.3 その他の定植時の注意ポイント
- ポット苗の定植適期の目安は、がく割れ~1花咲き。若苗は、活着は良いが樹勢が過多になりやすい。
- 地温が15℃以下の場合、活着が遅れて生育停滞に。マルチを早めに設置して地温を確保。
- 適正な土壌水分で定植。そのために定植数日前に十分潅水しましょう。
- 活着促進と点滴灌水時の水の広がりを良くするための一工夫、ローラーなどで畝表面を軽く鎮圧。
- 苗を畝より多少浮かせて定植(深植えをしない)。 → 接ぎ木苗の場合に深植えになってしまうと、穂木から根が伸びてしまい台木が無意味に。
2. 活着から2段開花までの栽培管理
2.1 灌水管理
活着(葉露の発生)を確認したら、2段開花期までに目指すは根張りが良く・樹勢が適正で・栄養成長と生殖成長のバランスが良い株づくりです。萎れない程度に潅水を極力控えることがポイントです。
- 具体的には、葉露の発生が低下した時や萎れの兆候が見られた時に、試し灌水(最初は1株当り0.3~0.5L程度の灌水)を行ってください。
- その後は、葉露の発生程度、そして樹勢を観察しながら、灌水頻度を徐々に増やしていきましょう。
2.2 肥培管理
根張りが良く・樹勢が適正で・栄養成長と生殖成長のバランスが良い株づくりには、適正な追肥と葉面散布が重要です。
①発根促進、②栄養成長抑制、③カルシウム・微量要素の欠乏対策のための資材がポイントになります。
①発根促進のための追肥と葉面散布
団粒構造と保肥力改善に働くことで知られている腐植酸は、実は土壌微生物の活性化にも非常に効果的です!有機物の分解や団粒構造の形成、肥料の分解や作物の養水分吸収の促進、土壌病害の抑制と根の保護、土づくりと作物の生育には微生物が大きく関係しています。肥培管理と併せて、微生物資材および微生物を活性化させる資材の活用が必須です。
②栄養成長抑制のための葉面散布
吸収効率の高い「亜リン酸」と、リン酸の代謝を促進してくれる「酵素」の相乗効果で、生殖成長型の草姿を目指しましょう。
③カルシウム・微量要素の欠乏対策のための葉面散布
根張りの促進と栄養成長抑制のため2段開花までは土壌を乾燥気味に管理するため、カルシウムやホウソが吸収しづらくなり、尻腐れ・芯腐れ・葉先枯れ・ガク焼けなどの欠乏症状が発生しやすい!
写真 尻腐れ
3. 3段開花から収穫開始までの栽培管理
3.1 灌水管理
3段開花(1段目の果実が肥大開始)を目安に本格的に灌水を始め、樹勢を確認しながら、徐々に潅水量を増やします。
具体的に灌水ポイントを要チェック。
- まずは少量多灌水が基本です。土を固めず団粒構造を崩さないで、全ての株元へ均一に灌水できる点滴灌水チューブが理想的です。
- 土壌が乾燥気味の場合→樹勢低下と果実の肥大低下、更に乾燥の場合→萎れ、チップバーン(葉先枯れ)、ガク焼け、尻腐れ、芯腐れなどの生理障害を招きますが、逆に糖度や食味は上昇します。
- 一方土壌が過湿気味の場合は、栄養成長に傾くとともに樹勢が強くなり、乱形果や異常茎を招きます。また、根と微生物が呼吸できずに、上根になってしまい根を深くまで張らせる事が出来ません。毛細根の量も著しく低下します。
- 天候や土壌水分、生育状況に応じた灌水量とタイミングで適切に調整するためには、テンションメーター(土壌水分計)の活用が効果的です。土壌水分を見える化(数値化:pF値)します。標準的な糖度のトマトのpF値の目安は1.7~2.1です。数値が大きいほど乾燥を示し、数値が小さいほど過湿となります。例:pF2.1以上の場合は灌水量を増やし、pF1.7以下の場合は灌水量を減らします。
写真 点滴灌水チューブ
写真 テンションメーター(土壌水分計)
3.2 肥培管理
茎葉や花の成長に加えて、果実の成長が本格的に始まるこの時期は、必要とする肥料成分が増加するだけでなく、肥料バランスも大きく変化します。→植物分析に基づく肥培管理が鍵となります。PsEco植物分析では、トマトが必要とするチッソ・リンサン・カリウム・カルシウム・マグネシウムから微量要素に至るまで適正に吸収できているか分析し、また、吸収できていなければその原因を解明して最適な追肥・葉面散布のメニューを提案します。
- 灌水と同様「少量多施肥」が重要。できるだけ灌水の度に薄めの液肥を追肥して下さい。肥料の吸収効率が良くなるだけでなく、糖度や食味が安定します。
3段開花以降の肥培管理では、④光合成能力の高い葉づくり、⑤樹勢維持、⑥果実肥大促進に加えて、強日射による⑦萎れや裂果・日焼け対策、逆に梅雨時期の日照不足による⑧光合成不足対策が重要になります。
④光合成能力の高い葉づくりための追肥と葉面散布
- マグネシウムと微量要素による葉色改善と花質の改善(例)微量要素の宝船
光合成能力の高い葉づくりには、光合成を行う葉緑体の構成成分であるマグネシウムと、葉のまだら症状の予防と改善に働く多種でバランスが取れた微量要素がポイント!
写真 葉のまだら症状
⑤樹勢維持のための追肥
- トマト専用液肥(チッソ・リンサン・カリウム・マグネシウム・微量要素)による株づくり(例)PSアイミックスS2号
- 有機ミネラル液肥(アミノ酸・チッソ・リンサン・カリウム・マグネシウム・微量要素)による株づくり(例)PSパワーアミノ2号
健全な株づくりには、アミノ酸・微量要素による有効微生物の活性化がポイント!
⑥果実肥大促進と登熟促進のための追肥と葉面散布
- カリウム主体の総合肥料(チッソ・リンサン・カリウム・マグネシウム・微量要素)による果実の肥大促進(例)PSアイミックスS4号
- カリウム主体の単肥による果実の肥大促進(例)硝酸カリ、第一リン酸カリ
- 亜リン酸カリと微量要素による果実の肥大促進と登熟促進(例)PSダッシュMEネオ
果実の肥大にはカリウムの追肥量が大きく影響します。果実の肩の部分の張りを観察しながら、追肥量を調整することがポイント!但し、過剰な追肥はカルシウム欠乏症状の尻腐れ果やマグネシウム欠乏の葉のまだら症状を招くことも。
⑦萎れや裂果・日焼け対策
上記の①発根促進のための追肥と葉面散布と③カルシウム・微量要素の欠乏対策のための追肥と葉面散布とともに、天然の糖で、細胞を防御して蒸散を抑制する働きの高いトレハロースの散布がポイント!
写真:果実が放射線状に割れる裂果
⑧光合成低下対策の追肥と葉面散布
注:アミノ酸や糖分を含む資材の中には、粘性が強く、目詰りの心配があり、灌水チューブでは使用できないものもあります。点滴灌水チューブでも安心して使用できる資材をご使用下さい。(例)PSパワーアミノ2号
曇雨天続きで日照不足の場合、樹勢を回復させるためにチッソ入り肥料を追肥しても、チッソが同化(アミノ酸の形態を経て植物を構成するタンパク質に転換)するために必要な光合成産物の糖分が不足する結果、未消化チッソが蓄積され葉色が濃くなるだけで、樹勢が回復しないばかりか、組織が軟弱になり病害虫が発生することがあります。こんな時こそ、光合成産物である糖分やタンパク質に転換しやすいアミノ酸の登場です。チッソの同化を促進し、樹勢回復だけでなく果実の肥大や食味が改善されます。
3.3 その他の栽培上のポイント!摘果
長期にわたり樹勢、栄養成長と生殖成長のバランスを保つとともに、安定した着果数と果実の肥大を維持することが多収の必要条件です。そのためには摘果がポイント!
- 着果量が多ければ、樹勢低下→花質低下・落花・小玉果・空洞果
- 着果量が少なければ、樹勢過多・栄養成長過多→乱形果
大玉トマトの場合、1果房当り3~5個の果実を残す場合が多いですが、適正な個数は品種・生育ステージ・栽植密度・仕立て本数により異なります。最終的には樹勢を観察しながら調整することが重要です。
4. 病害虫対策
4.1 病気
とにかく!早期予防・早期防除で、多発・まん延させないことが重要です。後手にまわってしまい、多発・まん延してからでは防除は困難です。さらに!薬剤抵抗性にも注意したローテーション散布が必要です。
葉かび病
<症状や発生要因>
- 葉の表面に淡黄色の小斑点が発生、その裏面には緑褐色のビロード状のかびを密生する
- 症状が進行すると光合成が低下し減収
- 多湿条件で発生しやすい
- 軟弱徒長で発生しやすいが、肥料不足や樹勢低下時も発生しやすい
- 菌の生育適温20~25℃前後
<対策>
- RACコードを活用したローテーション散布による予防
例) ベルクートフロアブル(RACコードF:M7) →ラリー乳剤(RACコードF:12)→パレード20フロアブル(RACコードF:7)
- 多湿条件で発生しやすいため、換気・早朝加温・マルチなどにより適正な湿度を維持
- 過繁茂にならないように、密植を避け、適宜葉かきを行なう
- かびが発生源となるため、被害部位は速やかにビニール袋等で密閉して処分する
- 抵抗性品種の導入
- 追肥や葉面散布による免疫力強化と茎葉強化が鍵!
写真 葉かび病
灰色かび病
<症状や発生要因>
- 葉、花、果実、茎に灰色のかびが発生する
- 傷口や枯死した部分から発生しやすい→葉先枯れは病原菌の侵入口となるので要注意
- 花弁にかびが密生し、花落ち部から果実に広がる場合が多い
- 果実に発生した場合は腐敗する、果実に白い病斑(ゴーストスポット)が発生することもある
- 多湿条件で発生しやすい
- チッソ過剰や軟弱徒長で発生しやすい
- 菌の生育適温20℃前後
<対策>
- RACコードを活用したローテーション散布による予防
例) ベルクートフロアブル(RACコードF:M7) →セイビアーフロアブル20(RACコードF:12)→パレード20フロアブル(RACコードF:7)
- 多湿条件で発生しやすいため、換気・早朝加温・マルチなどにより適正な湿度を維持
- 過繁茂にならないように、密植を避け、適宜葉かきを行なう
- かびが発生源となるため、被害部位は速やかにビニール袋等で密閉して処分する
- 花落ちの悪い品種の場合は、受粉後花弁を摘み取る方法が有効
- チッソ過剰や軟弱徒長により発生しやすくなるため、追肥や葉面散布による免疫力強化と茎葉強化が鍵!
写真 灰色かび病
うどんこ病
<症状や発生要因>
- 葉の表面にうどんこ状の白いかびが発生し、その後葉が黄化する
- 多発した場合は、下葉から枯れ減収する
- 乾燥条件で発生しやすい
- チッソ過剰や軟弱徒長で発生しやすい
- 菌の生育適温20~25℃前後、春と秋に発生が多い
<対策>
- RACコードを活用したローテーション散布による予防
例)アフェットフロアブル(RACコードF:7)→ダコニール1000(RACコードF:M5)→トリフミン乳剤(RACコードF:3)→ ベルクートフロアブル(RACコードF:M7)
- 乾燥条件で発生しやすいため、過乾燥に注意
- 過繁茂にならないように、密植を避け、適宜葉かきを行なう
- かびが発生源となるため、被害部位は速やかにビニール袋等で密閉して処分する
- チッソ過剰や軟弱徒長により発生しやすくなるため、追肥や葉面散布による免疫力強化と茎葉強化が鍵!
写真 うどんこ病
かいよう病
<症状や発生要因>
- 種子伝染もしくは土壌伝染
- 土壌から伝染する場合、根から感染するか、茎葉の表面に菌が付着することで感染する
- 下位葉から萎れや葉枯れが進み、徐々に拡大する
- 葉かきやわき芽かきの傷口から感染する
- 多湿条件で感染拡大しやすい
- 菌の生育適温は25~28℃前後
<対策>
- 土壌消毒を行う
- 耐病性の台木を使う(例)アシスト
- RACコードを活用したローテーション散布による予防
例)マイコシールド(RACコードF:41)→カッパーシン水和剤(RACコード F:24,F:M1)→マスタピース水和剤(RACコード NC)
- 多湿条件で発生しやすいため、換気・マルチなどにより適正な湿度を維持
- 過繁茂にならないように、密植を避け、適宜葉かきを行なう
- 葉かきや脇芽取りは、傷口が乾きやすい晴天日に行う。
- ハサミを使う場合はケミクロンGで消毒する。
写真 かいよう病
4.2 害虫
コナジラミ
<症状や発生要因>
- オンシツコナジラミとタバココナジラミの2種、どちらも成虫の体長は1.0~2.0mm程度
- 幼虫、成虫が葉裏に寄生し吸汁し、その部分が白色に変色
- 幼虫、成虫が排泄する甘露が付着した部分に黒いかびが発生
- タバココナジラミの場合、果実に着色ムラが発生することがある
- タバココナジラミはトマト黄化葉巻ウイルスを媒介する
- オンシツコナジラミはトマト黄化ウイルスを媒介する
<対策>
- 定植時の殺虫剤の植穴土壌混和処理や灌注処理
例)アルバリン粒剤(RACコードI:4A)
ベストガード粒剤(RACコードI:4A)
ベリマークSC(RACコードI:28)
- RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)アニキ乳剤(RACコードI:6)→
コルト顆粒水和剤(RACコードI:9B)→
ディアナSC(RACコードI:5)→
トランスフォームフロアブル RACコードI:28)
抵抗性が発達しにくい気門封鎖型の農薬もお勧めです。
サフオイル乳剤(RACコードI:未)
- ハウスでは、天窓やサイドなどの換気部に防虫ネットを張って、外からの侵入を防止する
- 白色マルチなど反射資材をハウスの周辺部に設置して、外からの侵入を防止する
- 黄色粘着板や粘着ロールを設置して、発生の確認と捕殺
- 発病株は伝染源となるため、速やかにビニール袋等で密閉して処分する
- ハウス周辺の雑草に寄生するため除草する(意外と怠りがち)
アザミウマ
<症状や発生要因>
- ミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマの2種、どちらも成虫の体長は1.0~1.7mm程度
- 幼虫、成虫が葉に寄生し吸汁し、その部分が白色・褐色に変色
- 開花時に子房に産卵した場合、果実に産卵跡が白ぶくれ症状として残る
- トマト黄化えそウイルスを媒介する
<対策>
- 定植時の殺虫剤の植穴土壌混和処理や灌注処理
例)プリロッソ粒剤(RACコードI:28)
ベリマークSC(RACコードI:28)
- RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)スピノエース顆粒水和剤(RACコードⅠ:5)→マッチ乳剤(RACコードⅠ:15)→
ディアナSC(RACコードⅠ:5)→
ベネビアOD(RACコードⅠ:28)
- ハウスでは、天窓やサイドなどの換気部に防虫ネットを張って、外からの侵入を防止する
- 白色マルチなど反射資材をハウスの周辺部に設置して、外からの侵入を防止する
- ハウス周辺の雑草に寄生するため除草する(意外と怠りがち)
ハスモンヨトウ
<症状や発生要因>
- 蛾の仲間、幼虫の体長は5~40mm程度
- 幼虫が葉、蕾、果実を食害する
- ふ化幼虫は集団で食害するため、葉を食い尽くされることもある
- 老齢幼虫になると、果実を食害する
- 初夏から秋にかけて発生が多い
<対策>
- 齢期が進むと農薬の効果が低下するため、 若齢期のうちに防除することが重要
- RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)アタブロン乳剤(RACコードⅠ:15)→フェニックス顆粒水和剤(RACコードⅠ:28)→ディアナSC(RACコードⅠ:5)
- ハウスでは、天窓やサイドなどの換気部に防虫ネットを張って、外からの侵入を防止する
- 黄色灯(防蛾灯)も効果あり
- ハウス周辺の雑草に寄生するため除草する(意外と怠りがち)
オオタバコガ
<症状や発生要因>
- 蛾の仲間、幼虫の体長は10~40mm程度
- 幼虫が果実や茎の内部を食害する
- 初夏から秋にかけて発生が多い
<対策>
- 果実に侵入する前の 若齢期のうちに防除することが重要
- RACコードを活用したローテーション散布による防除
例)アタブロン乳剤(RACコードⅠ:15)→フェニックス顆粒水和剤(RACコードⅠ:28)→スピノエース顆粒水和剤(RACコードⅠ:5)→アニキ乳剤(RACコードⅠ:6)
- ハウスでは、天窓やサイドなどの換気部に防虫ネットを張って、外からの侵入を防止する
- 黄色灯(防蛾灯)も効果あり
- ハウス周辺の雑草に寄生するため除草する(意外と怠りがち)
トマト及びミニトマトの防除はマルハナバチや天敵への影響を考慮して行うことが重要です。農薬の使用については、各都道府県(病虫害防除所)の指導をご確認下さい。
上記の使用例では、トマトとミニトマトの両方に登録された農薬を記載しています。
"夏秋トマト(雨除けトマト)栽培管理のポイント定植から収穫開始まで" については以上です。