ﾀｲﾌｰﾝﾌﾟﾗｽ100 1.6L/H 0.10m

スペック

・発売元：ネタフィム ジャパン株式会社
1,000m巻き、内径16.20mm、外径16.70mm、肉厚0.25mm、吐水口間隔10cm、ドリッパー吐出量1.6L/時間（水圧1.0bar(0.1MPa)の時）
ドリッパー内部のラビリンスのサイズ：幅0.66mm、深さ0.63mm、長さ18mm、フィルター面積24㎟

適用作物

・畝作物、野菜・花卉、多年生作物
・地表および地中点滴灌水

特長

・ネタフィムの長年の経験と実績：世界での長年の経験が生んだ最新型ドリッパーを内蔵
・均一灌水：ネタフィムの最新型ドリッパーは他のドリッパーに比べ、最も均一な灌水をする
・目詰り防止：広く短い流路で効果的な減圧ができる独自のドリッパーと、強い乱流を発生させるセルフクリーニング機構が、常に目詰りを防ぐ

１．目詰り防止

・ドリッパーに新開発の"ターボネクスト"構造ラビリンスを採用
・ドリッパーの水入口がチューブの中心付近にあるためゴミを吸い込みにくくなっています。
注意！有機液肥を流された後に真水を少量流してもらうと、目詰りが軽減できます。

２．自己洗浄ラビリンス

・大面積フィルターにより頻繁なフラッシングが不要で長期間の使用に耐えます。

３．広域ろ過

・広い流路でより強い乱流を発生し目詰りを防ぎます。

＊射出成型によって作られた高精度ドリッパー（熱融着）が均一な灌水を保証します。
＊水圧乗数が0.45と低いため吐出量の均一性が高く、畝方向の生育ムラが生じません。
＊点滴孔側に、はっきりとした2本のオレンジストライプがプリントされているので、点滴孔を正しい向き（上向き）に敷設することが容易です。
＊紫外線および液肥等の薬液に耐性
＊ISO9261準拠の工程で製造管理

＜点滴かん水の利点＞
１．毛細根の発達促進
　　一度に多量の水を撒くと、土から空気が追い出され、根の発達に必要な酸素が不足してしまいます。
　　点滴灌水では水がゆっくりと浸透していくので土壌の水分と空気がバランス良く保たれます。
　　その結果、養分吸収力の高い毛細根が良く発達し、生育が促進されます。
２．適切な施肥と環境の保護
　　必要な時に必要な肥料を与えることができるので生育が安定します。
　　肥料の吸収効率が高く、植物が吸収する量だけを与えられるので、肥料が無駄になったり環境を汚染することがありません。
３．節水・省エネ
　　水の利用効率が高いので節水ができます。
　　低流量のため、ポンプや配管が小さくて済むので、省エネ・省コストになります。
４．地形を選ばない
　　点滴灌水は、どんな場所でも行えます。
　　平坦地、傾斜地、ハウス、露地そして風の強い場所でも。
５．病害の発生を防止
　　根に直接灌水するので、葉を濡らさず、病害の発生を防ぎます。
６．雑草の生育抑制
　　株元だけに灌水するので、通路などは濡れず、雑草の生育が抑制されます。

要注意！生育と天候の変化に応じた液肥メニューが収量・品質を左右する。
点滴チューブでかん水と液肥の一元管理（ファーティゲーション）においては、水質分析・土壌分析、リアルタイムな植物分析が重要！

使用方法

必要なもの
１．液肥混入器（かん水同時施肥）、フィルター（目詰り対策）、水圧計（水圧確認）。
・それぞれの役割があるので、設置の順序に注意して下さい。
ヘッドコントール（圧力調整用バルブ→液肥混入器→フィルター→水圧計の順番）
・目詰まり防止のため、120メッシュのディスクフィルターを設置して下さい。
・均一かん水を行うため、点滴チューブの破裂を防ぐため、水圧は1.0bar(0.1MPa)（水圧計）を目安にして下さい。

２．コネクター（スタート、エンド、接続）

注意事項

・点滴チューブには複数の商品があり、商品によって吐水量が異なる場合があります。適正水圧を確保できるよう、ポンプ吐水能力にご注意下さい。
例）タイフーンプラス100 1.6L/H 0.10m：1,000㍍分の必要水量は、267㍑です。（0.267㍑/㍍/分×1,000㍍）
・点滴チューブをコネクターと接続するときは、まっすぐカットして奥まで差し込んで下さい。
・内径16.20㎜の専用のコネクターをご使用下さい。サイズが異なると水濡れや抜ける原因になります。
・点滴チューブが伸びて、折れ曲がることがありますので、出来れば末端部分をゴムチューブ等で引っ張る事を推奨します。
・昆虫やげっ歯類による噛傷を防ぐため、敷設後はすぐに通水して下さい。
・かん水のタイミングや量を判断するために、テンションメーターの設置をお勧めします。
ナレッジベース（「目詰まり対策(物理的な目詰り)(有機質液肥による目詰り)(化学的な目詰り)」）を、ご確認下さい。