T-TAPEスペシャル506-20

スペック

・発売元：サナテックシード株式会社
100m巻き、内径16㎜、肉厚0.15㎜、吐水口間隔20㎝、許容圧力0.03~0.07MPa、水量5.0㍑/㍍/60分、均一かん水可能メーター数（精度90%）114m

特長

・20cmピッチの吐水間隔は、株間が広い作物（イチゴ、トマト、ミニトマト、キュウリ、ナス、アスパラガス、果樹など）や、奥行が長いハウスや圃場に最適です。
・安価なので、短期間での交換に向いてます。但し交換時期は、肉厚（強度）と目詰りにより変わります。
例）肉厚0.15mmの506タイプに比べて、肉厚0.2mmの508タイプ T-TAPE スペシャル 508-20の方が強度あり。

＜点滴かん水の良さ＞
１．奥行が長くても、広面積でも均一にかん水可能。それを可能にするのが、特殊な内部構造。
（T-TAPEは目詰り対策に加え、より均一性が高い事が特長です。）
２．土を固く絞めつけず、水の広がりが良い。→根と微生物が良く働く。
３．作物に直接水がかからない。→湿度が上がりにくいので、病気の発生が少ない。

要注意！生育と天候の変化に応じた液肥メニューが収量・品質を左右する。
点滴チューブでかん水と液肥の一元管理（ファーティゲーション）においては、水質分析・土壌分析、リアルタイムな植物分析が重要！

使用方法

必要なもの
１．液肥混入器（かん水同時施肥）、フィルター（目詰り対策）、水圧計（水圧確認）。
・それぞれの役割があるので、設置の順序に注意して下さい。
ヘッドコントール（圧力調整用バルブ→液肥混入器→フィルター→水圧計の順番）
・目詰まり防止のため、140メッシュのディスクフィルターを設置して下さい。
・均一かん水を行うため、点滴チューブの破裂を防ぐため、水圧は0.03～0.105MPa（水圧計）を目安にして下さい。

２．コネクター（スタート、エンド、接続）

注意事項

・点滴チューブには複数の商品があり、商品によって吐水量が異なる場合があります。適正水圧を確保できるよう、ポンプ吐水能力にご注意下さい。
例）T-TAPE SPECIAL 506-20：1,000㍍分の必要水量は、84㍑です。（0.084㍑/㍍/分×1,000㍍）
・吐水口を上に向けて設置して下さい。
・点滴チューブをコネクターと接続するときは、まっすぐカットして奥まで差し込んで下さい。
・内径16㎜の専用のコネクターをご使用下さい。サイズが異なると水濡れや抜ける原因になります。
・点滴チューブが伸びて、折れ曲がることがありますので、末端部分をゴムチューブ等で引っ張って下さい。
・収納/設置時に特製巻き取り器を使用することをお勧めします。
・かん水のタイミングや量を判断するために、テンションメーターの設置をお勧めします。
・ナレッジベース（「特製巻取器」「目詰まり対策(物理的な目詰り)(有機質液肥による目詰り)(化学的な目詰り)」）を、ご確認下さい。